エリクソンの発達段階仮説の補足
先程のブログに挿入した図のご説明ですが、ご理解されている方も沢山いらっしゃるとは思うのですが少しお伝えさせて頂きます。
図の左が発達するために必要な課題で適切なもので親から適切に養育が受けられた場合に獲得できるもので、右が不適切な養育だった場合に得るネガティブな要素となります。中央が強さです。
このネガティブな要素が積み重なることで生きづらさが生じたり、精神的なストレスに対処する能力が低下するなどの弊害が生じます。
ですが、親とはいえ戦後の大変な時期に物もないお金もない中で養育されれば、親自身が自身の発達段階どころではなく、家庭内で様々な役割が与えられ生きたい人生を生きる事が出来ないまま就職して結婚、出産という社会に適応せざるを得ない方が多かったと思います。
ですので、親の養育が不十分で何らかの課題が残った場合は親のせいにせずに、(一時憎んでも恨んでも)それを自覚した上で学び自分を労り大切にする事でこれらの課題を満たす事が出来ると思います。