能楽鑑賞について
皆様こんばんは。
そろそろ秋🍂で過ごしやすいですが、まだ日中は暑さが残るのでお着物は単衣ではなく紗や絽のお着物が着られそうです。
私の趣味は能楽お着物で能楽鑑賞をする事なのですが、いつも行っていた国立能楽堂のお向かいの千駄ヶ谷駐車場が工事のため停められないので、この数ヶ月は諦めていました。
都内の主な能楽堂は渋谷の国立能楽堂、松濤にあった観世能楽堂は銀座SIXに移転し、後はセルリアンタワーの能楽堂があります。
下のお写真は靖国神社の中にあるとても古い能楽堂で、春には夜桜能が行われ、人間国宝である野村万作さんや野村萬斎さんが演じられる狂言とお能を鑑賞していました。まだ寒く丁度雨が止んで幻想的なお花見でした。
また、新宿御苑で毎年10月に薪能が行われるのですが、去年は雨天中止で、今年は先程予約しようと思ったらチケット売り切れていました。残念です。
ですが、来月は銀座SIXで鑑賞してきます。
毎月必ず鑑賞して来ましたがここ数ヶ月行けなかったので。
非常に奥が深い芸能ですので、まだまだ勉強不足の私にはその真髄を自身の言葉で表現する事に恥じらいがあるのですが、
狂言は本当に自然な笑いで癒されます。
お能は、大体の演目に僧侶が登場して戦国時代に無念の死を遂げた人物が成仏出来ずに出現し、僧侶に法華経を唱える事を依頼し丈夫するという演目が多いです。
ですがそのようなオカルト的な事は現代ではおかしな事として拒絶されがちです。
しかし、世阿弥やその他の能楽を考えた人達やその時代には、そのような現象が当たり前に起きていたのではないかと感じています。
演目の多くは個人や無念さを抱えた人物の心情を表現したものになりますから、現代とあまり変わらない、その時代その時代で皆生きづらさや無念さを抱えて生きるのが人間なのだと思います。
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都筑裕子