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拒食について

拒食について

摂食障害と言っても、アメリカ精神医学会が作った精神障害の診断マニュアルなどでは、過食や拒食の他にも多くの分類があります。
今回はその部分には触れずに拒食にフォーカスしていきます。

「食べない事が気持ちよくなる」状態です。

この状態を意図的に精神作用物質で作り出す事が出来ます。(痩せる薬と称されたサノレックス(マジンドール)の服薬で、視床下部にある摂食中枢を抑制することにより、ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の再取り込みを阻害する事で食欲を強く抑制します。サノレックスの成分はアンフェタミンと類似していますが、その構造はアンフェタミンと全く同じでは無い点が違法薬物では無い点が特徴です。)

食欲を抑制する事に加えて行動が多動気味になることもその特徴です。

当事者にとって、環境や人間関係、趣味や嗜好が正常な状態ではなくなるほどのストレスを感じた場合に、その刺激がこの食欲の抑制に繋がる事が多いと思われます。

その刺激が不快に感じられれば拒食に至る事は無いですが、

例えば、失恋をして強いショックを受けたとします。ショックを受けた事で食欲が抑制されて、その時にその状態が「快」と感じられた事に加えて、食べない事が3日続いた時に、体重計に乗ったら「1.5キロ痩せていた」と認知します。

そして「ちょうど良かった。最近食べすぎて体重増加気味だったから…」となんとなく思ったあとで、

学校や職場に行き同僚や友人に「あれ?なんか痩せた?」と言われた事をきっかけに、痩せる事が更に「快」になっていきます。

そして、その「快」は失恋の痛手を忘れてさせてくれます。
「痩せて更に綺麗になって私をふったあの人を見返してやる」と思ったとします。

ここまでの状況では多くの人に差が無いのですが、以前に書いたブログに記載したとおり、「アディクション」としての側面を持つ摂食障害は、アディクションとしてみた場合、どのような刺激にどれだけ脳が反応してしまうのかが個体差がありすぎて読みきれないという問題があります。
(同じ状況の人が同時にパチンコに行っても、1人はつまらないと感じるでしょうし、1人はもっとパチンコがしたいと思ってしまう事と似ています)

この失恋の痛手でAさんが拒食になったけれど、2週間で空腹を感じて少しずつ食べるようになった。
しかしBさんは、痩せる事に執着が強くなり、1ヶ月半経って、7キロも痩せて痩せすぎになっているのに「まだまだもっと痩せたい」と思ってしまうのです。

ストレスの処理能力も関係してきます。
処置能力が高かったり、前向きな捉え方で失恋の痛手を乗り越える工夫が出来る環境や方法を知っているなど。

人生を上手に生きていく為には、自分にとって利益になるあらゆる事をバランスよく取り入れて、日常を過ごす事が重要ですが、「痩せる事だけ」にしか意識が向けられない場合、色々な事に気を配るだけのエネルギーがない環境が揃っていて多くの我慢を強いられているのにいつも受け入れて我慢している場合もあります。

Office Assistanceのカウンセリングでは、どのような環境でどのようなお気持ちを抱えながら生活されているのかなど、詳細にヒアリングを行い不適切な環境から離れる工夫を一緒に探していきます。

(このブログでは拒食の状態についてBMIなどの詳細については割愛させて頂きますまた、サノレックスについての詳細は使用を勧めている訳ではなく、あくまでも状態を作り出す事の説明の例えですので、誤解なさらないで頂きますようお願い申し上げます)

Office Assistance
都筑裕子

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