動物病院のはしご
愛犬達はみんな病気で、僧帽弁閉鎖不全症が2頭いたのですが、1頭は去年手術が済んで完治しています。
普通に暮らしていると聞き慣れない疾患だと思うのですが、心臓の左心房と左心室の間にあって血液の逆流を防ぐためについている弁なのですが、肺から酸素を取り入れた血液を心臓に送る為に大切な役割を担っていますのでこの弁に異常が生じると肺水腫や心不全が起きて命に関わります。
診断は、ステージA→B1、2、C→Dというように評価されており、幸いにも2頭はいつも検診していたのでAから経過観察していました。
現在12歳になる先住犬の心雑音がわかったのが8年位前でした。とても進行が遅く現在b1、2位で横浜市都筑区(名字と一緒で因縁みたい)にあるジャスミン動物総合医療センターにずっと通院して経過を診ていました。
そのうち9歳現在9歳の犬もステージAと診断されまだ6歳だったのでゆとりを持っていたのですが、非常に稀な急性腱索断裂という突然弁が切れて一気に血液が逆流してしまう状態になっていたけれど、症状を見過ごしてしまい夜勤で帰宅してから血を吐いて倒れた犬をかかりつけ医に連れていき、重症の肺水腫と断裂がわかったため、入院して安定させてジャスミンさんで緊急の手術を行う事になりました。
手術は大変で、思い出すと今でも泣いてしまうくらいで手術前検査から全身麻酔、人工心肺に繋いで弁をゴアテックスの糸で形成していくのですが、体重2.3キロの犬の僧帽弁ですからどうなるのだろうとしか思えませんでした。
ですが、心臓以外はとても健康なので麻酔から醒めても問題なく5日の入院で無事に帰宅しました。毎日横浜までお見舞いに行っていました。
重症の肺水腫でしたので、手術迄の1週間は利尿剤の注射をしてもらい酸素質をレンタルして酸素室内の酸素濃度を上げて、苦しい呼吸を楽にする。日に何度も何度も1分間の呼吸数を計測する(40回/分を超えると危険)を繰り返していましたが、手術の前日にまた肺水腫になり入院、移動が出来ないかも知れないと言われて、どうにか退院して酸素ボンベを持ってやっとジャスミンさんに。
そこから手術になりました。
その日は麻酔が覚めても会えないので、覚めなかった場合を想定して近くで待ちながら、手術が終わる頃オペ室を外から見学しに行くと巨大なモニターがあったり手術台、執刀医の水野先生から術後の経過をお聞きして、首の切り傷の縫合をみて、手術が成功した事を聞いて泣きながら帰って来ました。その後麻酔から覚めた連絡を聞いて自宅に帰り翌朝ジャスミンさんへ。
そこからまた心配が始まります。人工心肺に繋ぐと心臓や肺は一旦止まるので体内の血液の数値がそれぞれの臓器で異常値になります。また、血液が固まりやすいのでワーファリンを投与しますが血栓のリスクや、感染症、臓器の異常が戻らないなど、手術の成功率は98%ととても高いのですが、合併症で亡くなるリスクが高いので気が抜けないのです。
毎日通って、徐々に数値が下がっていく事を確認して退院しました。
術後の検査では逆流は全く無くなっていました。
それからとても元気になってボス化しています。(体も大きくなりました)
ここまでの費用で300万円位になります。(婚姻のおかげでした)
そしてもう1頭。
今月初旬のかかりつけ医の検査で左心房が大きくなっているとのことで強心薬の他に血管を拡張するお薬が出ましたが、呼吸数が50\分になる事が続いて昨晩救急病院へ。心不全も肺水腫もなかったですが、心臓が肥大化していました。
今月ジャスミンさんに行く予定だったので、そこで手術するかどうか決めなければいけないと思っていたのですが、どうにか手術費用が捻出出来たとしても、高齢で共謀で興奮しやすい為手術に向いていませんと言われていたので、この一連の流れを待つ気力が私に残されているかな?とよく考えたのですが、仕事も手につかなくなってしまいます。
加えて190万円は必ず現金で収めますが、万が一合併症で入院が10日延長されただけでいくらかかるかわからない事も大変だと感じたところで、私が今まで苦しませたくないから何がなんでも手術」とだけ考えていたのですが、
救急病院で「普通に服用でコントロールしながらみんな生活していますよ」とお聞きして、とても安心したのです。
ですので外科的な治療はやめて内科的治療で進めていく事にしました。
それに、呼吸数が多かったのは高齢になり関節炎の痛みがあったようで、痛み止めを飲んで呼吸数が減りました。
数日追加のお薬で左心房の数値も下がっていました。
少しホッとしました。
よく保険に入っていないの?と聞かれるのですが、
7割返ってくる保険に入っていますが、通院も入院も1日最大14000円まで、手術日最大140000万円までしか(ねん2回)返って来ませんので高額な手術にはあまり力にならないのです。
人間のように保険診療ではありませんし、大きな病気の時には沢山困る事があります。
ですが、最近僧帽弁閉鎖不全症の子が増えていますので、苦しい思いをさせたくないと皆様思うと思いますので、ブログにしてみました。
犬の年齢が若いと効果がありますがシニア犬にはリスクの方が大きい事もあるのだなと感じます。
手術は人間同様、執刀医さん麻酔医さん助手のドクター看護師さんなどチームで構成されて素晴らしい動物医療でした。(人工弁の開発もされているとの事ですので将来的に治療が複雑ではなくなるといいなと心から思います)
クラウドファンディングも考えましたが、人様のお金を1円でも頂く状況にいるのか?と考えてそれは違うなと思いました。
相変わらず、凶暴で育てるの大変かもですが大切に育てています。
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都筑裕子