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映画「メッセージ」

映画「メッセージ」

先日、私の愛する映画監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴの「メッセージ」を再度鑑賞していました。

彼の作品の世界観の美しさには本当にいつも驚かされます。(泣きます)

ストーリーは、
突然世界のあちこちに有機体のような宇宙船が出現し世界規模の大混乱に陥いるのですが、

アメリカ軍は宇宙人との対話を行う可能性がある事を予測し「言語学」の第一人者であるエイミー・マクアダムス扮する主人公に接近します。

温厚で勇気ある主人公は、宇宙人と対話を重ねる準備を始めチームを作っていきます。

目の前に現れた宇宙人はとても巨大で、言語も違うため対話ができません。

ですので、主人公から文字や声その他の方法で対話を試みていくのですが、未知の言語であるため分析する事が困難であり対話ができず、世界のあちこちで目的が不明で出現した宇宙人に対する攻撃が始まっていきます。

物語の冒頭から過去と現在、未来がどのように繋がっているのかが分からない場面が多く出てくるのですが、
この表現方法が過去と現在を交錯させて表現するノンニリア」という手法であると先日知りました。

これは映画の手法ではあるのですが、主人公は実際に記憶の中で時空を行き来出来る能力を持っており、その能力がどのようにして備わったのかというと、宇宙人が地球を訪れた目的は、数千年後に人類に助けてもらう未来があるためその事を伝えに来ていたのです。

主人公はこの時まで自分の能力には気づいていないのですが、彼らの言語を解析していくうちに時間を行き来出来るようになり、未来現在がいつなのかわからない状況になります。

ですが、結果的に宇宙人達からその能力を詳細に伝えられていく事で事態が大きく変わっていくというとても静かで愛のある作品です。

この似たような手法はDUNEでも使われているのでずっと気になっていたのですが、

我々人類は時間に対して直線的な解釈しか持っていない(仮説)ですが宇宙人達は、過去と現在未来を同時に解釈出来る種族なので、不思議な世界観です。

小説の結末を読んで楽しんだ後に冒頭から読んでいく事に似ていますね。

よく見ないと泣けてはこないのですが、混沌とした不安と恐怖、破壊に彩られた現実と比較しながら冷静に見るととても心温まる作品です。
(ジェレミー・レナーとフォレスト・ウィティカーも出演しています)
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都筑裕子

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