摂食障害の一部の症状のみ有する場合
皆様こんばんは。
今年は猛暑でしたので、暑さに気を取られていたらあっという間に秋🍂ですね。皆様は秋に何をして過ごされますか?
前回、摂食障害が疑われる食行動や食事以外の行動に触れてみました。
今回は、摂食障害の一部の症状のみ有する場合の詳細についてお伝えさせて頂きます。
医療制度では、精神疾患に分類される摂食障害の診断についてはDSM-5(精神疾患の診断、統計マニュアル)という米国精神医学会が発行する精神疾患の診断マニュアル(世界共通)に沿って診断がなされますので、受診してご自身の状態を説明してしまうと自ずと診断されてしまう事にはなります。(私は批判的にはみていません。医療制度はそういうものなので)
ですので、これから述べる状態が当てはまるからと言って自分は摂食障害だと思う必要は無いと思います。障害とは、疾病によって日常生活の質が著しく低下してしまった状態の事を指しますので、何らかの違和感を持ちながらも日常生活が送る事ができていれば、体質やストレス発散方法とご自身で定義づける事も可能かと思われます。(以下の状態がとても軽く生活や仕事に影響が無くて精神状態が安定している場合)
以下、摂食障害の一部を有する状態です。
・過度なダイエットで低体重なのに月経がある場合。
・もともと肥満傾向があるが過度なダイエットで正常体重を維持出来るようになっているが食べ物が頭から離れない状態。
・過食の頻度が診断基準(最低1週間に2回、3ヶ月以上)を満たす程ではないが、長期間持続している。
・過食しないが食後体重調節の為に嘔吐や下剤を乱用している場合。
・たくさんの食べ物を噛んでは飲み込まずそれを吐く行為を長期間に渡り続けている場合。
・いつも食べ過ぎてしまい体重を減らす事はせず体重が増加していく場合。
などが挙げられます。
これらの食行動の変化と脳内分泌や内分泌は大きく関連しています。以降はそれらや心理学も織り交ぜながら投稿していきます。
参考文献:切池信男著「摂食障害」第2版 医学部書院2011年
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