ALSで使用する文字盤について。
皆様こんにちは。
今日はとても寒いですね。
ALSの方の支援で利用していた文字盤ですが、私が使わせて頂いていたのは、フリック式や透明の50音→配列です。
最初はとても難しく「都筑さんと目線が合わない」と言われたりしました。
(こちらは合わせているつもりでも合っていないように見られるんですね)
文字盤での回数を重ねるごとに以心伝心的に直感で、何を仰りたいのかが分かってくるのですが、人間ですから感覚的に調子の悪い日もありますので、そういう時はなかなか読み取れない時もありました。
慣れてくると油断して最初に拾った文字で御利用者様の要求を早合点で理解したつもりになると全然違う用事だったりするので、油断が禁物だと感じました。
(例えば、いつも枕の位置を動かしてというご要望が多い場合に「枕」だけ拾って「枕右ですか?左ですか?)というふうにお聞きすると全然違って「枕に敷いているタオル交換して」だったりします)
人生全般でそうですが、何事も慎重に早合点してはいけなくて、不適切な刺激を入れず感情を冷静に保ちながら、物事を判断しなければいけないのですが、慣れてくるとつい早合点してしまうのですよね。
信頼関係が形成されて心理的な緊張状態が溶けてくると、文字を読み取るスピードも早くなってきますが、どんなに早くなっても、私達が言葉で話す程のスピードで拾うことは難しいので、ご利用者様はもどかしいと思います。
なるべく早く拾えるように努力しております。
文字盤の資料です
https://nanbyou.med.gunma-u.ac.jp/info_w/wp-content/uploads/2020/01/moziban.pdf
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都筑裕子