Office Assistanceの理念について。
皆様こんばんは。
本日はOffice Assistanceの理念についてお伝えさせて頂きます。
私は、ルドルフ・シュタイナーの教えを信じています。(オカルティズムではなくて神秘哲学です)
神や悪魔といった部分は置いておいて、彼の作品である「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」の中のある一節が目にとまりました。
「われわれの文明生活は、尊敬したり、献身的に崇拝したりするよりも、批判したり裁いたり酷評したりする方に傾きがちである。しかしどんな批判も、どんな裁きも魂の中の高次の認識力を失わせる。それに反してどんな献身や畏敬もこの力を育てる」
この部分です。
この一節を読んだ時に、言葉に出来なかった疑問の答えが出たような気持ちになりました。
その後で、自分の人生を振り返りました。
また、「愛」という非常に抽象的な言葉の意味について考察をしていたのですが、
彼は愛についてこう述べていました。
「思考、感情、意志の均衡から生まれるもの。利己主義から自由になりえる唯一の情熱」
この表現と現代社会での愛についての隔たりを考察してみました。
そして、年齢を重ねていくうちに利己主義である事が苦痛になっている自分に気付いたのです。
心の成長を思うようにさせられなかったという原因がありますので。
それから社会問題が増加していく事についても思いを巡らせて、物質だけに目を向けて生きていてはいけないなと考えるようになりました。
摂食障害の問題もそうですが、私自身が日常で実践して、かつそれをカウンセリングに取り入れる事が出来れば、利己主義から解放されて少しずつ利他的になっていく自分や人の成長に関わる事が出来るのかなという思いです。(職業上の倫理的なジレンマは解消できないですが)
愛、尊敬、信頼という高次の次元へ上昇していく可能性を秘めた言葉を理念にしたいと思い取り入れてみました。
ですが、この事を人に押し付けたり、強要したりこの事を実践しなければ成長出来ないなどそういう事ではありませんので、誤解なさらないで頂けると幸いです。
(宗教とも無縁です)
参考・引用文献:ルドルフ・シュタイナー(高橋厳訳)「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」筑摩書房2017年 p27
Office Assistance
都筑裕子