精神作用物質への偏見
今回私が再度ターミナルケアに従事した目的は、医療現場での麻薬使用がどの様に行われているか知る為でした。(派遣契約期間が終えました)
私は喫煙は29歳でやめてアルコールを飲むのは1月に1回、他はコーヒーのカフェイン程度しか摂取しませんので、唯一続けて使用しているのはBZPのサイレースです。(旧ロヒプノール)
使用を始めて29年になりますが、増量せず自分の体調と相談しながら減量したりもします。
自分で断薬を行い6年くらい飲まなかった時期もありますが、幼少期から不眠が顕著なので使っています。
ですので、服薬した時の効果や断薬した時の離脱症状など全て経験済みです。
これらを経験した上で感じた事は、眠れないのであれば服薬して眠った方が余程生活の質が上がると言う事です。(個人の意見です)
依存がどうのと偏見を持たれる方は服薬した事がない方が多いのではないでしょうか?
私の場合は飲んだところで3時間以上連続して眠れませんし、翌日に効果が持ち越される事も全くありません。
ですが一部の乱用される方や、いかがわしい目的で利用するほんのわずかの方がいらっしゃる事で悪評が立っていると思います。
医療現場も然りで、癌のターミナル期であってもオピオイド系麻薬への偏見から使用されずに強い痛みと闘っている方もいらっしゃると思います。
現在は沢山の種類の医療用麻薬がありますので常時点滴で流しながら痛みが強い時は更に増量する事も出来て、苦痛が随分と和らぐ印象がありました。
ですが、結局のところ麻薬を増量する事でのオーバードーズで亡くなる訳ですから、その辺りの偏見をどの様に無くしていくのかがターミナル期の課題でもあるとは思います。
ですので、別に私がわざわざBZPを飲んでいると言う事を開示しなくてもいいのですが、飲んでいてもこんな感じで元気にしていますので、くだらないマスメディアが報道する様な薬=廃人のような図式は偏見ですよ。と伝えたかっただけです。
偏見を持つ多くの人達はモルヒネと覚醒剤の違いも理解されていない場合もあるのではないでしょうか。
そういった偏見がいつかは自分の苦しみになって帰ってくる可能性がある事を念頭におきながら、ストレス無く人と動物に優しく(嫌な奴には一定の差別を保ちながら)健やかに生きられる社会が出来上がっていって欲しいなと思います。
それから、芸能人の方々が麻薬使用で処罰される機会が増えていますが、その段階に至るまでには心苦しみがありますし、体の苦しみも心の苦しみも辛い事には変わりませんし、他人の苦しみを理解出来て諍いのない社会が形成されるといいですね。
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都筑裕子